サンタおじさんのいねむり

どんなお話？

クリスマスイブの夜、奥さんにお弁当とコーヒーを手渡され
町にプレゼントを配りに出かけるサンタおじさん。
プレゼントを間に合わせるために忙しくて、
あまり眠れなかったサンタおじさんは、途中で眠たくなってしまいます。

奥さんが持たせてくれたコーヒーを飲めば
目が覚めるだろうと、休みすると
体が温まる元気が出ました。

お腹がいっぱいになったら眠っちゃうから
町に着いてから食べるように奥さんに言われていたのに、
サンタのおじさんは
お弁当のサンドイッチを一切れパクリ
また一切れパクリ・・・
お腹がいっぱいになって眠ってしまいました。

そりには山のようにたくさんのプレゼントが残ってます。
このまま配られないままになってしまうのか・・・・

森の動物たちの機転

お弁当をすっかり食べてしまい眠り込んでいる
サンタおじさんを見つけたきつねが、
森の仲間たちにサンタおじさんの代わりにプレゼントを配ろうと
提案します。
森の動物たちのサンタおじさんへのクリスマスプレゼントです。

大きい動物、小さい動物、みんなそれぞれが持てるサイズを持ち
プレゼントを配るところ、はとてもかわいらしいです。

身近に感じるサンタ

空を飛び、プレゼントを配るサンタクロースではなく
雪道を走り、途中で疲れて眠くなっちゃって
奥さんの言いつけを守らず眠り込んでしまうサンタ。
なんだかとても人間臭くて、親近感がわきます。
目を覚ました時に真っ青になったサンタおじさんの顔を
思わず想像しちゃいます。

作品情報

サンタおじさんのいねむり　偕成社

原作：ルイーズ・ファチオ
文：前田三恵子
絵：柿本孝造